類型論×自己改革法(16類型・エニアグラム・エゴグラムの場合)
16類型、エニアグラム、エゴグラムの3種類から、類型論を使った自分の改善法について個人的に思うところを書きます。
自分の改善法としては大きく分けて2種類挙げられます。
①自分の強いところを伸ばす
②自分の弱いところを伸ばす
3つの類型論について①②それぞれを目指す事を考える
16類型 MBTI:
①を目指すと高効率かつ精神的に楽。②を目指すとしても、まずは①から取り組むのが健全。
①を極めていくと次第に統合先タイプの特徴が表れて②の方向にも作用する。②を目指すときには統合の順序を意識すると良いのでは。
①をやりすぎると利益より弊害の方が大きい恐れあり。②の方が良いのでは。②へのアプローチ法としては他の類型論(MBTI、エニアグラム等)・あるいは自分のトラウマや好みなどを考慮した上で策を練るとより良いかも。
ではそれぞれの類型論について書いてゆきます。
16類型、MBTI
これについては「脳の使い方」という印象です。20代半ばまでに方向が定まり、使用する心理機能そのものは基本的に生涯変わることがないものではないかと思っています。
適切な脳の使い方としては主機能→副次機能→第三機能→劣等機能となるはずです。第三機能・劣等機能は主機能・副次機能との協調が働いたうえで使えることを考えると、「例え短所(第三・劣等機能)を伸ばすという方向の場合でも、まずは長所(主・副次機能)を伸ばした上でするのが健全な在り方」ではないかと思いました。
得意な機能を使わずに第三・劣等機能ばかり使っているのは基本的に不健全。特に劣等機能を使ってばかりになっているときは「インザグリップ」といって、強烈なストレス時の反応です。
これについては「志向」という印象です。人間だれしも9つの要素を持っているということで、変化が起きることは有り得るかもしれません。が、今まで強かったタイプの要素が弱まり、弱かったタイプがメインになるまで強くなるといった劇的な変化はそうそうないと思います。
エニアグラムにも統合・退行の順序が各タイプごとに定まっており、リラックス時には統合先タイプの特徴が自然と現れるので、「自分の本タイプの長所を伸ばして調子が出てくると、本タイプだけでなく統合先タイプの特徴も現れる」「短所を伸ばす場合は統合の順番を考えて取り入れる方法が高効率かつ心理的に楽」であると考えました。
例えば私(タイプ5)がタイプ2要素を取り入れようとするなら、統合の順番として5→8→2となるので、2の「献身・情緒的な交流」を取り入れるためには8の「挑戦心・戦略・親分肌」を先に掴む方が、直接2要素を取り入れるよりも2要素が精神に馴染みやすい、というように。
これについては「精神の現状」という印象です。上2つと比べると、変化するものです。
5つの要素については、単に高ければ良いは限りません。ある要素が高い場合、他の要素でバランスが取れていないとむしろデメリットとして出ることもあり得ます。高CPで低FCなら批判精神ばかりで本人が息苦しい、というように。
なお、エゴグラムはあくまで現状なので、そこに至るまでの過程まで分かるわけではありません。エゴグラムで似たような波形の人が同じ要素を伸ばそうとしても、どのような方法が有効かは恐らく違います。その波形に至るまでの経緯・要因が違うということも十分ありますから。
よって、エゴグラムを自己改革に役立てる際の方向性としては「弱いところを伸ばす」方が良く、弱いところの改善法の模索として「他の類型論を併用する、あるいは自分の人生での出来事・トラウマを考える」のが良いのではないかと考えました。
今回は以上です!閲覧ありがとうございました。