ハザマでシジマな瞑想所

ハザマシジマの思索場所。ゲーム等趣味、自己啓発、その他精神的な事柄がメインです。

Rando精神考察2 -境遇と人格の不均衡?フラッシュ後編

前回:Rando精神考察1 -境遇と人格の不均衡?フラッシュ前編 - ハザマでシジマな瞑想所

 

こんばんは、ハザマシジマです。

 

Randoは、LISAのメインキャラクターにしては珍しい特徴を持っています。

「悲惨な過去を持ちながらも、人々の平和を願うこと」

LISA中では、悲惨な過去を持つキャラクターは、その憎悪と人格の歪みを抱えながら生きることも多い反面、その点Randoは特異な存在です。

 

前回に引き続き、「彼の平和主義的人格はどこから来たのか?」をテーマに、彼の人生を振り返っていきたいと思います。

 

LISA the Painful,Joyfulのネタバレにご注意ください。

 

 

フラッシュ前(前回考察)で触れた境遇おさらい

今回は、前回で挙げられた、彼の境遇について軽く纏めます。

生い立ち:孤児で家族もおらず、貧乏。吃音症持ち。

少年期:空手を見学していたところをBradに発見され、道場通い開始。

    同じ道場のBuzzoが複数回事件を引き起こし、Rando自身も顔を剥がれる。

というように、愛情にも経済にもハンデを背負った状態でした。

彼に対しての救いは「Bradの計らいで、お金は無いが道場に通えた」くらいといった状況。

その経験あってか、RandoはBradからの承認を得ようと懸命になっていました。

 

 

では、フラッシュ後の彼は?

ここからは、フラッシュが起きたあとの彼の発言や行動を、時系列順に追ってゆきます。

 

Rando軍の設立・台頭で彼は報われるか?


フラッシュ後、彼はRando軍の中心人物となりました。Rando軍といえば、規模も大きく、軍備も人手もある軍です。

ここまでの大きさの軍を率いて、人に慕われていることで自信はつきそうですが…

 

前述の「Bradからの承認を得ようと懸命だった」ことより、軍を率いるだけでは満たされていないと考えられます。

あくまでBradから認められるためであり、この時点では目的が達成されておらず、「これでは駄目だ、もっと頑張らねば」という精神状態であるとも考えられます。

 

 

Dustyにとっては「Bradが一番の師」


Painfulラストにて、彼がこの発言をしていました。

RandoがBradを想うが故の発言ですが、「彼はBrad以上の師には生涯出会うことが無かった」ともとれます。

 

BradもBradで、苦悩を多く抱えており、精神的な余裕はなく、いつの間にか守ろうとしていた相手を傷つけるような言動をとっていたかもしれません。

参照:Brad精神考察 Bradモラハラ親説 -Joyful幻覚を元に推測 - ハザマでシジマな瞑想所

自ら苦労しながらも、子供を守ろうとする意志は良いものの、その点から教育者としては少々マイナスです。

 

 


 

ただし、BradとRando双方についてフォローしておくと、破れ鍋に綴じ蓋、「似た者同士惹かれ合う」ということがあります。

辛さを多く背負っていたであろう少年時のRando。

当時の彼に対しては、全うな思考で全うに生きているだけの大人の言葉よりも…

同じく辛さを背負いながらも強くなろうとしたBradが、当時のRandoにちょうどよい師匠だったかもしれません。

(ただし、Rando自身の発言に、綺麗事めいた台詞も存在します。そのため、全うなだけの言葉でも、Randoには響いた可能性も十分あります。)

 

 

とはいえ、Brad以上の師がいないとなると、Randoの精神面での教育においては、少々心許ないと言えそうです。

 

 

「子供時代はあまり良いものではなかった」と自ら回顧

Joyful本編中にてRandoは、「誰かが血を流すのを見たくない」と、人命が軽い現状を悲観していました。

では、フラッシュ前が彼にとって良い時期だったかというと、単純にそうとは言えなさそうです。

 

Joyful中、Buddyとの対話の中。彼女に平和の重要性を説く際、フラッシュ前の時代について、このような発言をしていました。

"I-I didn’t have a great childhood… But even I remember the good times."

自分の子供時代はあまり良いものではなかったけれども、それでもあの頃は良かった)

憎しみや悲しみをゲーム中で露わにすることは無くても、フラッシュ前の人生は、彼なりに苦悩があったという認識が推測できます。

 

 

まとめ:苦労はやはり多く、彼は報われたとは言い難い


Bradからの親切さを受けて、多少は救われたものの、それ以上の劇的な救済の描写は見当たらないと言えます。(当てはまり得るのは、あってもせいぜいBuddyとの疑似兄妹生活くらい?)

 

 

 

今回は以上です!ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

 

次回は、彼の平和主義的人格、および行為を形成する要因の考察総まとめ。

今回および前回で挙げた内容、そして情報が出ていない分の彼の人生もある程度予測を立てながら、いくつか推測をあげていきたいと思います。

 

次回:Rando精神考察3 -人格構成要素 描写読み取り編 - ハザマでシジマな瞑想所