ハザマでシジマな瞑想所

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ISFJ、Lisa Armstrong ーLisaの精神状態についての考察 番外ー

こんにちは、ハザマです。

今回は久々にLisaについての考察です。

前回:Lisaの精神状態についての考察 その4 - fx*jf bkx*j w*r.

初回:Lisaの精神状態についての考察 その1 - fx*jf bkx*j w*r.

 

 が、これまでの彼女についての考察とは異なる方向から。そして、初めに想定していた進行の予定とは異なるものを。

 

 今回は、MBTIを用いながら、彼女の考え方を考察しました。

 私は彼女のタイプをISFJと推定しています。ただし、抑圧を受けたためにISFJのように見えるだけという可能性も否定はできません。

 

ISFJの心理機能 

主機能:内向的感覚Si

副次機能:外向的感情Fe

第三機能:内向的思考Ti

第四機能:外向的直観Ne

 

 彼女はSiとFeを使っていることは以前から何となく思ってはいたのですが、今改めて考えるとSiの方が先行しています。Siを満たすためにFeを使っている、FeよりSiを優先しているような様子がJoyfulのエピローグの会話から伺えます。

 

 ISFJの心理機能とそこから推測する彼女の考え方の動きを見ていきます。LISA the Joyfulのネタバレにご注意ください。

 なお、私は無料でネット上で集められる程度の情報のみでMBTIを扱っているので、MBTIの使い方が正しいかどうかは保証しかねます。その点もご注意ください。

 

 

主機能:内向的感覚Si

内向的感覚Siが主機能の場合、まずは経験則・記憶を起点として考えを始めます。

内向的直観Niも経験則・記憶が起点となるのですが、両者の違いを。

Si:記憶・経験則は因果関係がどうあれそのまま記憶される

       事実の一つ一つを細かく記憶、暗記のような感じ

Ni:記憶・経験則は因果関係と共に記憶される

    事実の前後関係や類似のものを関連付けて記憶、知識体系のような感じ

 恐らく彼女にとっては、何を考えるにせよ「日頃から虐待を受けて辛い、耐えているとそのうち虐待が止んだ、自分はこの家で生き残った、他の場所で生きた覚えがほとんどない」といった自身のこれまでの日常で得た記憶の一つ一つを非常に大切にするのでしょう。

 例えそれらの出来事の因果関係・必要性・正当性が何一つ掴めなくても。

 要らないことであっても、筋の通らないことであっても「これまでそうあった、自分はそうやって生きてきた」という日々の記憶さえあれば、物事の必要性・因果関係・正当性などを疑うことがほとんどなくなってしまうのでは。

 むしろ彼女の場合は理不尽と気づいてもなお、なのかもしれません。Si主機能+アダルトチルドレンの性質(不安を非常に避ける)から、新しいものや環境への抵抗感が非常に高まっていたのでしょうか。

 

 

副次機能:外向的感情Fe

 Feは相手の感情や人間集団を重んじる機能です。うまく働くと、感情表現で意思疎通を円滑にしようとします。個人というよりは集団主義

 彼女は恐らくFeを使っていると考えられます。が、主機能ではなかろうと判断しました。判断の手掛かりになったのは、Joyfulのエピローグで確認できるLisaとBernardの会話です。

会話全文+訳はこちらから:LISA the Joyful日本語訳(エピローグ) - fx*jf bkx*j w*r.

 彼女は「指示に従えば愛する」「私を愛しているならできるだろう」というように、Bernardの感情を使うことで彼を操作しようとしていました。

 相手の感情を利用した他者の操縦がFeの所業のように見えました。よってFJと推定しました。

 ここで注目したのは、Lisaは相手に合わせているというだけではないという点です。例えBernardが躊躇う様子を見せても、彼女の意思を曲げない頑なな面がありました。その点から、Feを主機能に持つExFJではないだろうとしました。

 もし彼女がFe主機能+ACであれば、何はともあれまずは相手の顔色を伺うか、そうでなくても拒否された時など会話中に大げさな感情表現がもっとあったのではないかと思います。

 

ここからはメインではない心理機能になるので、説明はざっくりと。

 

 

第三機能:内向的思考Ti

 Tiは他者の視点に影響を受けない独自の考え方、価値観を重んじる機能です。Tiのみだと、いちいち人に説明しなくていい、理解されなくてもいい、というような雰囲気があるかもしれません。自己責任的な感じでしょうか。

 

 

第四機能:外向的直観Ne

 Neは物事の未来の発展性や新規性を重んじる機能です。Neが働くと、未来の可能性があれこれ頭に浮かびます。

 

 

 

彼女のBernard説得の流れを心理機能と共に見ると…

 

立案時点での彼女の方針(推測):

これまでの日常を極力変えないことが最も重要(主機能Si)

日常の範疇でまだ手が届く存在であるBernardを使おう、感情操作で巻き込もう(Fe)

相互の目的の共有が無くても従わせることができればそれでいい(Ti)

根本的解決策というよりは、すぐに効きそうな策にしよう(Ne)

 

会話での彼女の様子:

1.愛を餌にBernardを従わせ、まず動物の脚を切らせる(Feによる説得成功)

2.彼女自身の身を切らせようとするもまた彼が躊躇う

3.再び愛を餌にするも(Fe)、彼は従わない

4.今後どうなるのか(Ne)という点から有効性を主張

 

 

といった感じで彼女の考え方を推定しました。

 

 MBTIを通して彼女の精神を考えたこの考察をLisaの目的の考察に利用すると、個人的に非常に考えやすいように思えます。

 Lisa考察最終記事での彼女の目的考察について、この番外の記事を使いながら行う予定です。

 では、ここまで閲覧ありがとうございました。

 

 

(2018/7/2 追記) 

 ちなみに彼女を、Si+TeのISTJではなくSi+FeのISFJとしたのは、Bernardからの反論を受けたとき、理由を話すよりも先に相手の感情に訴えようとする点からです。

 これはPainful中盤のBradとBuddyとの会話と、JoyfulのエピローグのLisaとBernardの会話から、兄妹の説得法の比較をすると分かりやすいかと思います。

BradのBuddy説得:LISA the painful 日本語訳(聖なる山・山頂) - fx*jf bkx*j w*r.

 Bradについては多分ISTJ、でなくても感情よりも思考を扱うほうが得意なT型であろうと見ています。 

 

(7/7 追記)

 彼女は「とある男から性的に扱われる」という内容をBernardに伝えていましたが、性的に扱われるのは生まれてからずっとではなく、Lisaが成長してから新たに加わったために異常に気が付けたものとここでは推測しています。