こんにちは、ハザマシジマです。
今日はようやくアニメタコピーの原罪の2話を観たので感想を書いていきます。
私は原作の内容を仄かに覚えているので、アニメ3話以降のネタバレをしているかもしれません。ご注意ください。
なおもしかすると、読んでいて不快になる言葉もあるかもしれません。ご了承ください。
地獄みたいな子供たちの世界に、地球人とはずれたタコピーの考え方と、そのずれを表現するような本編中のBGMも相変わらずいい味ですね。
チャッピーもしずかの元を離れてしまいましたが…
タコピーが1話時点から言っていた「しずかのことを笑顔にする」という願いを叶えられて本当に良かったですね。
アニメ中の季節的には夏ですが、春が来たと言わんばかりのオーケストラが流れていて、不穏な状況の中で違和感があってとても良かったです。
まりなが死んだときに、しずかが喜ぶシーンがありまして…私はその場面に、というよりはその場面に対する感想に思うところがあります。
確か漫画版でその展開が出た時に「まりなの死を喜べるしずかは異常だ」的なコメントが散見された覚えがあるのですが…
実際にいじめを受けていた(しずかほど酷い被害ではないにせよ)私の立場からすれば、自分をいじめてきた奴が死ねば心底嬉しいし、死んでいればとても喜んでいたであろうと思います。
なのでまりなの死に喜ぶしずかには、私はとても共感を覚えました。
それにしても、父親が蒸発したしずかに向かって「パパを返せ」と言えるまりなは中々酷いですね。それも彼女の父親が居ないことを知ったうえで言っているのですから。
しずかとまりなは実は似たもの同士なのですね。大人の都合で家庭が崩壊していて、その被害を被る被害者で。
まりな父がしずか母と付き合ってさえいなければ、似た境遇同士で心を通わせられそうかもしれないのが、また切ないですね。
まりな父としずか母が付き合って(といっても商売上の関係ですが)居るがためにまりなの追い詰められた精神の矛先が、かねてより父もいない、母も優しくない追い詰められたしずかに行ってしまうのが地獄ですね。
あとは、周囲の大人達の駄目っぷりや至らなさが目に余りますね…
しずかのショックに気を配らないしずか母…
雲母坂家崩壊の原因を作ったまりな父…
まりなを追い詰めるまりな母…
いじめに対して大した措置を講じていない?担任を筆頭とした教員陣…
家庭の事情は大人ですら外部からの干渉は難しいのかもしれませんが…何というかもう少しどうにかならなかったものかとは思いますね…
以下漫画タコピーの原罪のネタバレになります。白い文字で書いたので文をドラッグして反転させてお読みください。漫画版の内容を知らない方はご注意ください。
なお、アニメ2話でしずかが母親の「チャッピーはパパのところに行った」という嘘の発言を信じて言った「チャッピーはきっと生きている」というしずかの発言は後に裏切られるので、今は笑顔のしずかが後にどう曇っていくのか、私は途中の細かな経緯を忘れているので改めて楽しみです。
今回は以上です!読んでくださりありがとうございました。