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ブログ名は「はざまは このざま です」と読みます。

Lisaの精神状態についての考察 その3

こんばんは、ハザマシジマです。


今回は前回の推測を描写と照らし合わせ、詳しく書いてゆきます。

前回:Lisaの精神状態についての考察 その2 - fx*jf bkx*j w*r.

Lisa考察その1:Lisaの精神状態についての考察 その1 - fx*jf bkx*j w*r.

 

今回はFirstの描写を中心に、PainfulおよびJoyfulの内容も参照しながら考察を進めてゆきます。ネタバレにご注意ください。

 

 

前回書いたFirstでの描写特徴と、描写からの推論をまとめます。

①Marty以外の人がほとんど見当たらない

  Lisaの精神内ではMartyの存在が非常に大きい

②不適切な生育環境

  Lisaは怠慢、恫喝、支配を目撃した

③どこまで進もうとも現れるMarty

  Lisaには逃げようとしても逃れられない対象が何かある

④異形Marty

  MartyはLisaにとって精神的負担である可能性あり

⑤性的描写

  少なくともLisaは性的行為を目撃している

  Lisaが性的なことについて嫌悪している可能性

  Lisaが「性被害を受けた者は否定的に見られる」と考えている可能性

⑥Martyのあがき、苦しみ

  Lisaは誰かの苦しみを認識している

 ⑦Martyへの印象は負のものが全てではない?

  Lisaは「常に全ての人間が彼女を脅かそうとするとは限らない」と認識している

 

今回の考察でも①~⑦について順に描写を抜き出して新たに出す推論や補足を先に挙げます。

 ①+②+Painful描写から

  Lisaは実際に幽閉されていた

  →Martyと過ごす時間は人生内で非常に長かっただろう

①+③

  Lisaが逃げようとしていた対象はMarty、でなければ彼にまつわる何か

①+⑤

  直接の性的被害者はLisa(Lisaが性行為を見ていただけという可能性は低い)

⑥+First描写考察限界(後述)

  苦しんでいたMartyは過去のMartyについての記憶の反映

  あるいは、苦しんでいた誰かの様子がMartyの容貌と重なって現れただけ

  薬の瓶の説明文より、Marty(でなければBrad)が薬を飲んでいた可能性

  →彼には薬を飲むべき事情があったかもしれない?

⑦+First描写考察限界

  Martyの穏やかな様子は過去のMartyについての記憶の反映

  あるいは、Lisaを脅かさない誰かの様子がMartyの容貌と重なって現れただけ

 

Firstの描写の考察における正確性の限界についてもここに書きます。

一つ目。LISA the Firstは現実世界とLisaの精神世界との境界がどこにあるのか正確には分かりません。全て精神世界内での出来事という可能性すらあり得ます。ただし少なくとも、

・6つの扉があるロビー

・ロビーから扉や階段を介して繋がる空間

・ロビーで再生したVHS

・インベントリ

は確実に精神世界です。

 

二つ目。精神世界はLisaの脳内の情報に基づいて作られているはずですが、精神世界での情報がどれだけ実態と符合するかは疑った方がよいと思われます。例えば、精神世界では以下のように実際の出来事と人物が一致しない場合も想定できます。

統合

 事象例:人物Aは精神世界主にとって身近な存在である。

     精神世界主は人の頭を撫でる行為を目撃

     or目撃せずとも手の使い道として人を撫でることを想像

 精神世界:人物Aに頭を撫でられる。

○LISA the First描写考察中では…

 精神世界内のMartyの言動について考えるとき、彼の実際の言動ではない可能性を検討します。もしかするとTVや文章で見たフィクションの人物の行動かもしれないし、実在する(あるいはしていた)他の誰かの行動かもしれないし、あるいは彼女自身の想像の産物かもしれない、というように。

 この考えに則って、私が精神世界内のMartyの描写を彼の実態としてそのまま信じず疑う場合があります。

 

 

 

 

 

 

ここから、特徴や考察と描写との照合に入ります。

ただ、前回および今回導いた推測は根拠を詳しく挙げずとも受け入れられやすい内容が多くなったので、まずは突っ込みが入りそうな推測を優先してここに書きます。

 

 

⑥Martyのあがき、苦しみ

今回推測:錠剤の瓶の説明より、Marty(でなければBrad)が薬を飲んでいた可能性

     →彼には薬を飲むべき事情があったかもしれない?

 錠剤の瓶の説明文(インベントリ)

 ※瓶の説明「彼の古い錠剤のうちの1種類(Some of his old pills.)」

 瓶の説明文から、少なくとも精神世界ではとある男性がかつて薬を飲んでおり、それも1種類だけではなかった(でなければ同じ種類の薬のストックがあった)ということになっているようです。何か薬を飲む必要のある病気か何かの可能性が伺えます。

 瓶についてはFirst中では他に出てこないのに関わらず「瓶の持ち主はLisaではない」「瓶の持ち主はこの瓶の他にも薬を持っている」という情報が出ています。これについて、Lisaが実際の生活での記憶を精神世界内で思い出している可能性があります。Marty(でなければBrad?)がかつて薬を飲んでいたらしいという情報は多少信頼できるかもしれません。

 

 

以下、その他の推測を導いた要素を拾いながら長々と考えてゆきます。

前回および今回書いた推測のうち、納得できないものは特にないという方は読み飛ばしても全く問題ありません。

 

次回はJoyfulのLisaエピローグから、彼女があの状況でできたであろうことについて書く予定です!

 

 

 

 

 

 

 

 

①Marty以外の人がほとんど見当たらない

前回推論:Lisaの精神内ではMartyの存在は非常に大きい

・LISA内のキャラクターの数について

 FirstではMartyは非常に多く登場します。数えてはいないのですが、人の形をしていないものも含めて40人くらいはいると思われます。背景のMartyまで含めるとかぞえきれません。

 Marty以外のキャラクターとしては、Lisa(操作キャラ以外に2人)、Rick(5人)、黒髪青服の女性、彫像(4体くらい?)が登場します。また、赤い背景のシーンに出てくるLisaは姿がMartyに変わり、黒髪青服の女性は振り向いたときの顔がMartyです。

 

 

 

 

②不適切な生育環境

前回推論:Lisaは怠慢、恫喝、支配を目撃した

・怠慢示唆描写

 バー内での「働きたくない」「家に帰りたくない」という発言(草原エリア)

 「御託はいいからラム酒を持ってこい」と対話拒否+命令(草原エリア)

 バー内での酔いつぶれたMartyの姿(草原エリア)

なお、怠慢要素はPainful冒険中の幻覚で赤子を放置したMartyの発言「お前がどうにかしておけ」にもあります。Brad視点でも怠慢の描写が確認できます。

・恫喝・支配示唆描写

 Lisaの部屋の棚?を調べると「あの男が何もかも持って行った」とのこと(家出前)

 Lisaを見かけると「部屋に戻れ」と発言(家出前)

 Lisaに「逃げられないぞ」という発言(家の外、草原エリアなど)

 バー内で怒鳴っているMarty(草原エリア)

 「御託はいいからラム酒を持ってこい」と対話拒否+命令(草原エリア)

 「出ていけ」「失せろ」という発言(草原エリア)

 なお、BradがMartyによる恫喝・支配を受けていたことがPainful序盤(瓶を投げつける、怒鳴る、部屋に戻す)とMartyエピローグ(Martyの指示を拒否するBradに何かを飲ませる、暴力を振るう)で確認できます。

 Martyの怠慢、恫喝、支配はLISA the FirstだけでなくBradのエピソードおよび幻覚からも確認できるので、MartyがLisaに対し怠慢・恫喝・支配の態度を取っていた可能性は高いと思われます。

 ただ、殴る蹴るのような物理的暴力(性虐待は除く)はBrad側で確認できましたが、それをLisaにもしていたと思しき描写はこれといって見当たりません。私が見落としただけかもしれませんが。

 

今回推論:MartyはLisaを実際に閉じ込めようとしており、Lisaの幽閉に成功していた

     よってLisaがMartyと共に過ごした時間が非常に長い

 これはFirst内だけでなくPainful最初のBrad幼少期でも支配的なMartyの描写が確認できたことから、実際Lisaは幽閉されていたのだと考えられます。

 そして、Martyが精神世界に多く現われていたのも、幽閉によりLisaがMartyと過ごしていた時間が非常に長くなり、他の誰かと過ごしていた時間はあっても短いものだったということがあったためと考えられます。

 

 

 

③どこまで進もうとも現れるMarty

前回推論:Lisaは逃げようとしても逃れられない対象がある

根拠とした描写

 First内でのLisaの末路は2種類。白→赤→紫Martyと背景が変わりENDの文字が出てくるものと、黒髪の女性の顔がMartyになり背景がMartyに変わりGAME OVERの文字が出るものです。どちらにしろMartyからは逃げられていません。

 これについて考えうる可能性はMartyから逃げられないか、何か別に逃げられない対象があってそれがMartyの形をとっているかのいずれかですが…

 

今回推論:Lisaが逃げられないと考えている対象はMarty

 要因は主に2つ。1つはBrad側からも束縛など不適切な態度が確認できるため。もう1つは、彼女の精神内はMartyの存在が非常に大きく、彼の他に逃げられない対象があったとしても、彼と何の関係のないことであるとは考えにくいからです。

 

 

 

④異形Marty

前回推論:MartyはLisaにとって精神的負担である可能性あり

・異形Marty描写

 独り言顔面崩壊Marty+彫像の間を通った後に見える顔面崩壊Marty(白地のエリア)

 顔面触手Marty+首長Marty(胆汁エリア)

 蜘蛛Marty(胆汁エリア奥、水辺エリア奥)

 赤い山と化したMarty(屋敷的なエリア奥)

 LISA the Firstにおいて怪物はことごとくMartyの姿で現れます。勿論Martyと怪物がただ偶然重なっただけで深い意味はないということもあり得ます。

 しかし、Martyの姿をしていない悍ましい存在を他に発見できず、異形のMartyは多く現われたので、Martyが悍ましい姿で現れることには何かしらの意味があると判断しました。ここに関しては新たな推測は特にありません。

 

 

⑤性的描写

前回推論:少なくともLisaは性的行為を目撃している

性に関係しそうな描写(隠喩的なものも多く含む)

 森の奥のMartyからバナナをもらう?

 Rickの存在・言動

 (胆汁エリア洞窟奥地、VHS”Tricky Rick”、草原エリア奥地(2人)、インベントリ)

 Rick殺戮(胆汁エリア洞窟奥地、草原エリア奥地の2人)

 Marty "I'd fruuck her, is she huh?"(あの娘と犯っっってたはずなのにな?)(草原)

 彫像の股に空いた穴に剣を差し込む

 全裸のMarty(インベントリの蝋燭を調べてから自宅の1階に向かう)

 Firstは精神世界と現実の境界が正確に分からないため、Lisaが性的被害を直接受けたと完全に保証することはできません。しかし、描写が豊富なので、性に関することはLisaの精神内ではMartyの次くらいに大きな存在と考えられます。

 家に閉じ込められているであろう彼女がそれなりの性知識を得るとすれば、直接の体験か、間近で目撃しているかのいずれかです。

今回推論:直接性被害を受けたのはLisaの可能性高い

 間近での目撃の場合、性被害経験者の姿も覚えているはずですが、Lisa,Marty以外の唯一の人間である黒髪青服の女性ですら顔がMartyとなっているので、Lisaが直接性被害を受けたとみなしてよいと考えられます。

 

 

 次にRickを通した推察に移ります。台詞の原文についてはFirst訳をご覧ください。

前回推論2:Lisaが性的なことについて嫌悪している可能性

推論に使った要素

 LisaのRick殺戮(頭に袋を被せる、剃刀で切る、薬を喉にねじ込む)

 Rickの言動(摩擦と洞窟探検が好き、僕の虜にしてあげよう)

 Rickは言動と容姿があからさまに男性器的です。そしてFirst内のキャラクターの中で唯一Lisaが危害を加えられるのが彼です。誰彼構わず殺めるのではなくRickだけに攻撃が集中するあたり、Rickおよび彼が象徴するもの(男性の性欲など?)には特別憎悪している可能性があります。

 

前回推察3:Lisaが「性被害を受けた存在は否定的に見られる」と考えている可能性

推定に使った要素

 Rickの罵倒(君は決して忘れやしないさ。この淫乱が。とんだ悪い娘だよ。)

 これらは少なくとも性的被害を受けた人間への言葉と捉えられます。彼女が被害を受けていないとしても、性的被害を受けた人間には「悪い娘」や「性的なことをされたら一生汚れたまま」などといった烙印を押されるとLisaは考えている可能性があります。彼女が自ら考えたことなのか、Martyか誰かから言われたことなのかは分かりかねますが…

 

 

⑥Martyのあがき、苦しみ

前回推察:Lisaは誰かの苦しみを認識している

苦悩示唆描写

 「俺の足掻きは滑稽か?」というMartyの発言(草原エリア)

 動けずにもがいている蜘蛛Marty(水辺エリア奥の蜘蛛Marty洞窟)

 錠剤の瓶の説明文(インベントリ)

 ※瓶の説明「彼の古い錠剤のうちの1種類(Some of his old pills.)」

 

今回推察:薬の瓶の説明文より、Marty(でなければBrad)が薬を飲んでいた可能性

     →彼には薬を飲むべき事情があったかもしれない?

 瓶の説明文から、少なくとも精神世界ではとある男性がかつて薬を飲んでおり、それも1種類だけではなかった(でなければ同じ種類の薬のストックがあった)ということになっているようです。何か薬を飲む必要のある病気か何かの可能性が伺えます。

 瓶についてはFirst中では他に出てこないのに関わらず「瓶の持ち主はLisaではない」「瓶の持ち主はこの瓶の他にも薬を持っている」という情報が出ています。これについて、Lisaが実際の生活での記憶を精神世界内で思い出している可能性があります。Marty(でなければBrad?)がかつて薬を飲んでいたらしいという情報は多少信頼できるかもしれません。

 

 

⑦Martyへの印象は負のものが全てではない?

前回推察:Lisaは「常に全ての人間が彼女を脅かすとは限らない」と認識している

負の印象ではないMarty描写

 白地エリア内(彫像の間を通る前)

 VHS"Marty"内でのスーツMarty

 どちらのMartyも調べるとハートマークを出します。

この描写について私が想定している可能性は2つです。実際にMartyが穏やかな様子だったことを記憶している可能性。あるいは、過去に媒体はなんであれLisaに敵対しない人間を目撃し、その人の行動とMartyの姿が統合された上で精神世界に現れた可能性。

 これに関してはBrad側からFLASH前の(Lisaが生きていた頃の)Martyが穏やかな様子であった情報が何一つなく、First内では精神世界と確定できるエリアにしかこの類の描写がないので、実際にMartyが穏やかな様子を見せるときがあったかどうかは疑わしいです。

 

こんかいはうまくまとまらない

今回はここまでです。閲覧ありがとうございました!