Rando精神考察3 -人格構成要素 描写読み取り編
前回:Rando精神考察2 -境遇と人格の不均衡?フラッシュ後編 - ハザマでシジマな瞑想所
第一回:Rando精神考察1 -境遇と人格の不均衡?フラッシュ前編 - ハザマでシジマな瞑想所
こんばんは、ハザマシジマです。
Randoについて、「彼の人格を作っている要素は何処か?」をテーマに、今回も考察を進めます。
今回は、前回および前々回で挙げた要素から、彼の人格構成要素を推測していきます。
LISA the Painful,Joyfulのネタバレにご注意ください。
Bradからの承認を得られるような良き人物を演じた
Randoのプロフィールには、「Bradからの承認を得ようと懸命だった」という情報があります。
親から認められるためにいい子を演じる子供がいるように、彼がBradから認められるようにいい人になろうとするのもあり得ると推測しました。
長期的に良い人でいようとし続けるには、「良い人でいると認められた」という成功体験と、ある程度の精神的余裕が必要です。
もしかすると必須ではないかもしれませんが、成功率的には、これくらいの備えがある方が確実でしょう。
また、良い人になろうとする点については、良いことを行おうとしていたBradと共通しており、
特定他者からの承認を得ようとする点には、Lisaからの承認を得たかったBuzzoと共通しています。
そこで、彼らとRandoとの比較を軽くしてみましょう。
精神外傷は、BradおよびBuzzoより軽症で済んでいた?
さて、RandoとBrad,Buzzoとの比較から、Randoの精神状態を見ていきましょう。
まずは、同じく特定他者からの承認を得たかった、Buzzoとの比較。
Buzzoは、Lisaからの承認の飢えからか、かつて彼女が愛してくれた方法をなぞるかのように、仮面を被った仲間の腕を切り、更にBradの腕を切ろうとしていました。
一方Randoは、Bradからの承認が欲しかったけれども、世界の命運の為にBradからBuddyを引き離す場面が見られました。
承認欲求の拗れから周囲の人間を傷つけたBuzzoとは異なり、Randoには、承認欲求から他者を傷つける様子は見えませんでした。
そして、自ら苦しみながらも良いことをしようとしたものの、破滅へと進んだBradとも比較。
Bradは、苦しい精神やトラウマ由来の幻覚をペインキラーやJoyで抑えながら、生きていました。
一方Randoは、少なくともJoyに関しては、飲み続けることなく生きていました。彼の死に際に変異しなかったのが、その証拠です。
生まれつきの精神の強さも違いもあるかもしれませんが…
Randoは、BradおよびBuzzoよりは、精神に傷を作らずに生きてこられたかもしれません。
というところで、今回は以上です!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
次回は、Randoの人生の内、不明瞭な部分にも焦点を当てます。
具体的には、彼がBradと会う前と、Randoが顔を剥がれた後について。
そして、状況整理、および彼の人格に繋がる要素の推測を行います。