こんばんは、ハザマシジマです。
ローゼンクロイツ様製作のモララーのもつ鍋を一周プレイしたので、ネタバレ最小限で紹介します。
留意点
モララーのもつ鍋には、過激なブラックジョーク、エログロ描写、性差別的発言が至る所に含まれています。これらが苦手な方はご注意ください。お好きな方は心行くまで常識外れな世界観やキャラ達を味わいましょう。
私の体感から打ち立てた基準としては、LISAをクリアした方なら、攻略難度から見ても描写のエグさから見ても楽しくプレイできると思います。
MOTHERシリーズをリスペクトした?ゲーム、LISA the painful紹介 - fx*jf bkx*j w*r.
物語の始まり
舞台となる世界には、何故かニク柱と呼ばれる肉塊が唐突に地面から生えてくる。
料理上手なゲイの主人公モララーは、体調不良の想い人モナーにもつ鍋を食べさせようと思い立った。ニク柱のお陰で肉自体は豊富にあるものの、もつ鍋を作るのに必要なもつ肉は非常に希少である。そんなもつ肉を求め、彼が奴隷少女でぃと共に旅に出るところから物語が始まる。
魅力
1.字面と絵面のインパクト
真っ先に挙げたいのがこの要素。
もはや視覚および識字能力に対する暴力と言っても過言ではありません。
こちらのスクリーンショットをご覧ください。
のっけからズッチョリ攻め攻めの台詞。
終盤まで脳が融けたようなエロ同人的なパワーワードに晒され続けるので、頭がくらくらしてきます。本当にありがとうございます。
更に、主人公モララーを始めとするキャラクターの暴言および暴力も、刺々しいだけではなくユーモラスでもあります。
画面を隔てたこちらの倫理観までおぴょんぴょんしてしまいそう。画面中央に屹立するニク柱も、細やかな描きこみでグロテスクな姿に。
ここまでのスクショ紹介はオープニング内のもののみに限定しました。ゲーム本編でも、最初から最後まで衝撃たっぷりです。
詳しくはご自身でお確かめください。自らプレイして、目撃した光景を衝撃と共に脳裏に焼き付ける感覚は格別です。
更に、ここでは紹介できないのですが、音(BGM,SE)もインパクトあります。
2.バランスの良さ
攻略難易度、ストーリー展開の重さ、どちらを取ってもバランスが素晴らしくて、前情報一切なしの初見プレイでも非常に快適でした。
まずは攻略について。
各地を一通り探索し、ボスを倒して回れば、経験値及びアイテム稼ぎ無しでサクサクとクリアできます。
加えて、ストーリーの誘導役に戦闘システム説明役、およびダンジョン入口前にあるダンジョン説明の存在も有難いです。
このように、行先や戦い方の例示があるので攻略しやすいです。
続いてストーリー展開。
大筋の展開、およびキャラクターの根幹に関わる話は重たいです。メリーバッドエンドが好きな方にもお勧め。
また、伏線は序盤から少しずつ出ているので、少しでも違和感を感じた箇所に気を付けながら進む楽しみもあります。
展開は重いですが、決して陰鬱なだけではありません。
ギャグとパワーワード満載の珍道中。主人公モララーの言動も辛辣ながらも前向きかつエネルギッシュで、爽快感すら覚えます。
ゲーム開始直後から繰り広げられる狂気の応酬に耐えられる方ならば、きっと終盤まで走りきれると思います。
ニコニコ上のRPGアツマールか、ファイルのダウンロードですぐにプレイできるので、興味が湧いたら是非プレイしてみてください。
RPGアツマールでのIDがgm6666なのも偶然ながら凄い。