ハザマでシジマな瞑想所

ハザマシジマの思索場所。ゲーム等趣味、自己啓発、その他精神的な事柄がメインです。

Lisaの精神状態についての考察 その5

こんばんは、ハザマシジマです。

今回もLisaについての考察です。

前回:ISFJ、Lisa Armstrong ーLisaの精神状態についての考察 番外ー - fx*jf bkx*j w*r.

その1:Lisaの精神状態についての考察 その1 - fx*jf bkx*j w*r.

 

考察全体の流れ

0.Lisaについての疑問点の提示(その1)

1.Firstから見る彼女の家庭内およびMartyについての認識(その2・その3)

2.Joyfulエピローグ時点での状況整理(その4)

3.彼女の目的の考察 彼女のしたかったこと・したくなかったこと・抱えた思い込み等(番外・今回)

 

 

今回は、前回の考察を基にLisaができたであろう作戦を挙げてゆきます。

 

前回の考察で見えたJoyfulエピローグ時点での状況

・Lisaには外界に出るチャンスがあった

・Lisaは家庭内での扱いの異常を1つ認識している

・Lisaは協力者を1人得られた

・最低でも電動のこぎりを使える

・LisaとBernardは議論がまともにできない

・幽閉によるLisaの精神上の不具合(知識の欠如、思い込みなど)

・Bernardの従順さ

 

 

 

 

 

ではまず、彼女がとれたであろう作戦を。

1.Martyを切る

 電動のこぎりを持ち出せたのならば、彼を殺すのが良かろうと単純に思います。殺すとまでは行かずとも、腕を切ればMartyを無力化したり支配したりできます。Martyの正面突破が無理でもアルコール摂取で彼が酔ったところを狙うとか。

 しかしPainfulで見た彼の両腕は健在。これといった切断の形跡はありませんでした。

 

2.外部に頼る

 愛していると訴えても動かなかったBernardを従わせるために使った手段として、Lisaは彼に向かって家庭内の異常を利用した主張ができていました。

 異常を主張すれば人が動くと知っており、なおかつ外部に出られるチャンスがあるのであれば、外部に助けを求めることもできます。

 また、異常を主張しないとしても、家庭外へ逃げることもできたとも考えられます。が、この方法は何故かFirstでは失敗しています。Lisaが家から出た後のMartyの先回りは実際のことなのか幻覚か何かなのか良く分かりません。少なくとも序盤の家出シーンではMartyが追いかけてきたり別の道を先回りしたりしている描写はありませんでした。

 彼女の最期が自殺であるなら、彼女一人で逃げることはできないとしても、助かるために何かしら足掻くことを考えても良かったように思えます。

 外部にMartyを引き渡して更生させる、Martyを追い払ってもらう(逮捕等)、誰かに匿ってもらうといった方法ができそうかと思いました。Lisaが存命の頃のオレイサの公共機関(児相や警察辺り?)がどれだけ機能しているのかは分かりませんが。

 

 

…ということをその4投稿直後は考えていました。

 

 

が、番外でLisaをMBTIを使って考察することで、大体結論が出ました。

 

彼女の囚われは「これまで続いてきた日常に縋ること」です。

何故束縛があるのか分からなくても、自分は虐待を受ける必要があるのかどうかわからなくても、彼女には「その環境の中で生きていた」という日常の積み重ねがあるのです。

彼女はこの日常の積み重ねを強く信頼して「少なくともここでは生きることができる」としていたのでしょう。

束縛があって、他の拠り所を見つける機会もそもそも少なかった、という側面も大きいかもしれませんが。

 

 

彼女の思考としては(この思考が彼女の意識に登っているかどうかはともかく)

「他の生き方はどうなるか分からなくて不安、自分にはできるだろうか」

「しかし少なくともこの家庭内で生存した」

→「家庭内環境を壊せば、この家庭内での生存すら危ぶまれる」

というものであろうと推測しています。

だからこそ、自分の周囲を大きく変える行動(逃げ出す・Marty処分等)を取れなかったのではと見ています。

 

彼女にとっては、Martyの存在、Marty・Lisa・Bradの力関係までもが、縋りたい日常だったのだろうかと思いました。

 

 

 

短めですが今回は以上です。閲覧ありがとうございました。