ハザマでシジマな瞑想所

ハザマシジマの思索場所。ゲーム等趣味、自己啓発、その他精神的な事柄がメインです。

ドットで打たれた世界が、我が原風景:自己紹介をゲームで語る

サクッと読めるnote版:

MOTHER系ゲームと二次創作を主とした、我が骨組み|ハザマシジマ|note

ゲームは現実とはかけ離れた存在。そう思っていた時期が私にもありました。しかし私はドット絵の世界から、生きる希望や、前に進む勇気をもらって生き、人生を築いていました。

 
こんばんは、ハザマシジマです。本記事に於いて、初めてこの名前をご覧の方は、初めまして。そうでない方は、またお会いできて嬉しいです。

 

さて本記事では、ゲーム及びネットと共に人生を歩んだ、ネット住人ハザマシジマとしての自己紹介をしていきたいと思います。

 

 

 

 

人生原初のゲームとの邂逅 ポケモン

ゲーム好きの父親が持っていた、真っ新なポケモン金。それが私がゲームに熱中するきっかけでした。

正方形の集合体、ドット絵で表現された、ポケモンとトレーナー、そして風景。遺跡や洞窟のBGMの不気味さ。戦闘曲の格好良さ。アニメで観たポケモン達を捕まえて、共にジョウト地方(とカントー地方)で旅できること。さらにポケモン金では、現実の時間の流れと対応し、曜日ごとのイベントもありました。

「夢のような世界があるなんて!」と言わんばかりに、私はその世界に熱中しました。

 

没頭できる対象で、生きる希望を見出した

当時の私は学校で嘲笑されることも多く、「嫌な連中が多くて生きるのが嫌になるが、ポケモンが生まれたこの世界なら、まだ希望を持ってもいいかもしれない」という考えで、生きる意欲を維持していました。

 

ポケモン金をやり始める前は、通信教材で毎月家庭学習していたのが、通信教材を止めてしまうほどの熱中ぶりでした。なお教材を止めても、勉強での成績は概ね好調でした。

 

かくして私は、ポケモンシリーズを追ってプレイし続けるほどのファンになりました。ポケモンのソフトを追うのに伴い、任天堂のハードも追い続けました。64とゲームボーイから、ゲームキューブゲームボーイアドバンス、DSとWiiへと…

 

そして私がDSiLLを手にしたのが、ハザマシジマ誕生のきっかけとなりました。

 

2010年4月 「ハザマ」としてうごメモはてなで創作開始

DSiLLというハード

ここで、DSiLLというハードについて軽く説明しましょう。

DSiというハードは、DSと同じく2画面、かつ下画面はタッチスクリーンとなっており、DS用ソフトがプレイできます。

そしてDSiLLは、そのDSiを大きくしたハードです。

DSiのDSとの相違点として、「カメラで写真を撮ることができる」「ダウンロードコンテンツを無料および有料で追加してプレイできる」ことが挙げられます。

私の半生に於いて、重要なのは後者の要素。

ダウンロードコンテンツの一つ、うごくメモ帳との出会いです。

 

うごくメモ帳、及びうごメモはてなとの出会い

私が創作、および何かしらの情報を発信する人間となったのは、DSiLLに最初から「うごくメモ帳」を始めたことがきっかけです。

うごくメモ帳というソフトでは、DSiの画面に絵を描き、イラストやアニメーションを作ることができます。

更に、「うごメモはてな」というコミュニティサイトへ接続し、作品を投稿して他のユーザーと交流することができました。

そこで活動していくにあたって、「ハザマ」と、自らの名前を決めました。

 

このうごメモはてなのコミュニティは、規模が小さく、ユーザー全体の年齢層が若めでした。恐らく小学生~大学生が一番多かったと思います。

うごメモはてな内では、「ハザマ」だけのシンプルな名前でも、私と名前が被っている方は覚えている範囲で1人くらいでした。それくらいの小規模です。

しかしその規模の小ささが、当時の私には丁度良かったです。当時初心者だった立場としては、規模の小さいコミュニティ内の方が、他のユーザーの目にも止まりやすく、交流もしやすかったです。

 

うごメモ経由でMOTHERシリーズを知る

さてそのうごメモはてなの中で、ポケモンの源流と言えるゲーム「MOTHERシリーズ」の存在を知りました。

シリーズを通してドット絵で表現されたキャラクターと世界。愛嬌と奇妙さと闇がある設定。感動する暖かなストーリー。名作でした。

当時の私は、MOTHERシリーズの要素の中でも、狂気と闇に強く惹かれました。

ムーンサイドに、MOTHER2のラスボス。タネヒネリ島…

 

うごメモはてなに、MOTHERシリーズのイラストや動画を制作し、MOTHERシリーズが好きなユーザーとも交流を楽しみました。

一方、MOTHERで趣味活動が充実しながらも「愛らしいドット絵から表現される、強い狂気や重い闇が見てみたい」 という欲を、密かに抱えました。それは後々想定以上の形で叶うのですが、それはまた後程。

 

うごメモはてな閉鎖後 はてなブログTwitter開始、「ハザマシジマ」に改名

2013年5月末、うごメモはてなはサービスを終了しました。

3DSダウンロードコンテンツとしてうごくメモ帳3DSがあり、うごメモはてなの後続的サービス「ワールドうごメモギャラリー」が出てくるのですが、そちらは同年7月下旬開始。

ではその空白の2ヶ月弱をどう過ごすか?サービス直前当時の私は考えました。

そこで、うごメモはてなで交流していた方々も使っていた、はてなブログtwitterを始めることにしました。うごメモで会った方と引き続き繋がるために。

かくして私は、うごメモよりも広い世界へと、ゆっくり進んでいくことになりました。

その傍らで、ワールドうごメモギャラリーでの投稿も細々と続けながら。

丁度そのとき、twitterおよびはてなブログで、自らの名前被りの多さを思い知り、名前を「ハザマ」から「ハザマシジマ」にしました。

 

なお当時から、Youtubeニコニコ動画で動画視聴をするようになりました。面白い動画も多く、当時はゲームのプレイ動画が大変好きでした。

が、当時の私は、実況プレイ動画制作や投稿は自分とは別世界と認識していました。

淡い憧れは微かにあったのですが、そこから自分がゲーム動画を作るようになるのは、まだだいぶ先のこと。

 

2015年ハロウィン LISAプレイ、英語のゲームに初めて触れる

LISAをプレイするまでの軽い経緯

はてなブログtwitter、うごメモ3DS。これらを軸に、ゆっくりとイラストや文字を発信して日々を過ごしていました。

そのようにして日々を過ごしていると、2014年秋にLISAというゲームの存在をこちらの記事で知りました。

女性が絶滅した終末世界でクソ野郎と変態が生き残りを賭けるRPG『LISA』:コタク・ジャパン・ブロマガ:コタク・ジャパンチャンネル(コタク・ジャパン) - ニコニコチャンネル:社会・言論

当時は英語のゲームと知り、「自分に出来るだろうか」と尻込みしていました。関連ワードで検索をかけるも、LISA the Painfulの動画は一切見つからず…

※LISA the Painfulのリリースは2014年12月なので、改めて考えると、当時は見つからなくても無理のないことです。

その後は、LISAというゲームを気になっては時々情報を集め、そして忘れ、そして思い出し…の繰り返しで約1年過ごしました。

そして2015年のハロウィンに、事態は動きます。

Steamというプラットフォームに初めて踏み込みました。ウェブマネーも初めて買いました。そうして、初めて触れる英語のゲームとして、LISAへたどり着きました。

LISAのキャラクターと舞台は、MOTHERリスペクトなドット絵で、愛嬌ある姿でした。

が、今まで知っていたどのゲームよりも闇が深く、痛々しく、心が削られました。その苦痛の重さは、日常生活まで後を引きずって、重苦しい気分になったほど。

 

LISAファンとして動き出し、進展

2016年初頭、LISAの闇と狂気で満たされた私は、日本のLISAファンがいないかと、軽く探しました。日本のファンは少なく、英語圏のファンもそこまで多くない状況でした。

LISAは面白い。が、謎も多い。LISAについて書かれた考察もそこまで多くない。

その状況の中、閃きました。「自分で日本語に訳して、LISAへの理解を深めてみよう」「自分はブログをしているのだから、LISAへの感情も、LISA中での気づきも書いてみよう」と。

そして、翻訳を開始し、日本語パッチ制作にも関わらせていただきました。

 

翻訳してみることで、英語の理解や、英語慣れにもつながりました。

さらに、LISAに関する記事を書いているうちに、記事一つのボリュームを大きく、多くの内容を書けるようにになりました。

 

さらにLISAシリーズは、ファンによるファンゲームも無料で複数公開されています。

その中で私が次に翻訳するゲームとして着目したのが、LISA the Pointless。グラフィックの汚さがドットで細かく作り込まれ、設定も細部まで練られた作品です。

 

2019年1月 翻訳プレイ動画投稿開始

2019年1月下旬、LISA the Pointlessの翻訳プレイ動画を投稿しました。

 

私が翻訳動画投稿を始めるきっかけとなった要素は二つあります。

1つは単純な思い付きでした。「翻訳公開を動画投稿の形で行うと、私の意識はどう変わるだろう?」と、ほんのふとした閃きでした。

 

もう1つは、LISA the Painfulの実況動画を追っているうちに、非常に感銘を受けた動画を見つけたからです。その動画がこちら。

【Lisa: the Painful】お前は既に、何者でもない。 part1【ゆっくり実況プレイ】 - ニコニコ動画

他では見られない、詩的かつ知的で、濃密な語り。更に、ゲームで描写されない、戦闘中のターンとターンの間を縫いあげて、一連の動きとして捉えるような語り。

 

ゆっくり動画に多く見られる、「複数のキャラクターを設定して掛け合いをさせる」方法だけでなく、一人のキャラクターの語りの形式のゆっくり実況を見つけることができて、「似たような方向性なら、もしかすると行けるか…?」と思いました。

そうして動画の表面の要素を真似て、初めて作った動画がこちら。現在Part5まで制作済みで、続きをゆっくり制作中です。

【LISA: The Pointless Chapter 1】何もかもが、ゴミ同然。part1【翻訳実況プレイ】 - ニコニコ動画

この動画を作ってみての気づきもいくつか見えたので、そちらもそのうちどこかで書ければと思います。

 

終わりに:ゲームと生きるうちに、憧れをいつの間にか叶えていた

こうしてゲームと共に過ごした人生を振り返って思ったのは、「憧れは時を超えて、いつの間にか叶えている」という点でした。

MOTHERをプレイしたときに密かに抱いた「もっと凄惨な闇を体験してみたい」という欲望も。実況プレイ動画を観て面白く感じながらも、「自分とは別世界だから」と、一度影を潜めた動画投稿者への憧れも。

 

現在はstay homeで、屋内で過ごす時間が増えました。そんな最近は、ゲームのことを考える時間も一時的ながら増えました。

改めて、ゲームの存在に感謝しつつ、自分の歩みに微笑みつつ、記事を締めます。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。