ハザマでシジマな瞑想所

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熱と刺激を求めて:プロメア初見感想

お題「最近見た映画」

 

プロメア観てきました。

 

何とも熱い熱い。絵とストーリーのパワーに圧倒されました。見るだけでも疲れるレベルで濃厚な味わいはキルラキルぶりです。(個人比)

 

 

 

ガロ編・リオ編付き上映ということで、もともと入場者特典だった?ガロ編・リオ編を本編前に観ることができました。ガロ編→リオ編→本編の順で、ほぼ時系列通りに上映されていました。

 

ガロ編では、バーニッシュが起こす火災対策をするバーニングレスキューにて、新人隊員ガロが入隊したときのこと。リオ編では、火災テロを起こす集団のマッドバーニッシュへ、リオが入るまでの物語。

 

これらから、ガロ及びリオ本人周りだけでなく、バーニッシュと非バーニッシュの関係も説明されていて、鬱展開があるのではと不穏かつ楽しみになりました。が…

それでも最終的にはスカッとしました。ある程度重い展開でも大丈夫な方、熱い展開が好きな方ならきっと楽しめると思います。

 

 

ここから詳しく語ってゆきます。ネタバレ無し推薦→ネタバレ有語りの順で。

 まずはネタバレ無しで、これから観に行こうと思う方へ向けて。

 

一つ:心身のエネルギーの準備を

一つ:些細な点にも心を配るべし

 

プロメアは非常にパワフルで濃厚な映画です。情報量も、画面の迫力も、とにかく大きいです。視聴者の方がエネルギーを持っていかれるくらい。

 

溢れんばかりのストーリー・キャラ・演出の魅力

それらを前日譚付きで2時間半以内で楽しめること

更に多くの魅力を短時間で詰め込み生まれる、観るだけで疲れるほどの濃厚さ

鑑賞しようと決めた方はこれらを覚悟した上で、震えてお眠りください。

 

こうした大胆で濃厚な魅力があるとはいえ、それは決して大味な映画であるという意味ではありません。むしろ、細かい点にも注目して観る方が、とても楽しいです。些細な違和感や、パッと出の不思議なものが、全て繋がっていくのも爽快さがたまりません。勿論、大筋のストーリーも爽快ですよ。

 

プロメアを何度も観に行く方も多いようです。一見して圧倒される分かりやすい魅力(それも、他の追随を許さぬくらいの熱さと濃厚さ)と、細かい点に注目して分かる魅力が同時に詰め込まれていることを考えれば、とても自然な成り行きですね。

 

パワーといえば、物理的にも刺激が強かったですね。

私が思うプロメア唯一のマイナス点として、一部のシーンを除き大音量故なのか、うるさすぎて一部の台詞が聞き取れなかった点を挙げたいです。おかげでマッドバーニッシュの長髪のメンバー、メイスの名を聞き逃しました。

ただし雑音や音量が強すぎて台詞が聞こえないのは、実際の火災現場らしい演出でもあるのかもしれません。

その欠点があってもなお、前述のように余りある魅力は勿論あるので、それ故にお勧めしたいです。

 

 

 

 

この下、ネタバレを含む感想となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロメアを観た直後の疑問点としては、「バーニッシュにより世界の半分が炎上するほどの事態にまでなったのに、どうやってプロメア本編時点までに非バーニッシュ優勢となるまで抑え込んだのだろう」と。

元々バーニッシュ自体は少数派なのでしょうか。それとも、炎上時点で当時としては画期的な策(氷漬け等)が実用化されてバーニッシュを抑える力が急に強まっただけ?それとも、炎上を機にバーニッシュへの弾圧を純粋に強化しただけ?

 バーニッシュと非バーニッシュとの人口比や社会での待遇差は、ちょうど「テロリストと一般人」くらいの差があるのだろうかと、本編を見ながら考えていました。

 

 

ガロ編とリオ編を先に観るとなおのこと、些細な描写ですらも繋がっていることが分かりました。

例えば、リオ編OP辺り(登場位置うろ覚え)に出てきていた、3人のバーニッシュ化した人間。

1人目は満員電車の中のサラリーマン。2人目は橋の上で渋滞の真っただ中の運転手。3人目は集合住宅内で男からDVを受けていると思しき妊婦。

サラリーマンおよび運転手は、バーニッシュ化した際には無作為に周囲を燃やしているように見えますが、妊婦はそうではありませんでした。

妊婦は自室を燃やした次に、部屋から外へと出ていった男を燃やしました。普通の炎なら隣の部屋に燃え移りそうなものですが、ここではそうではありませんでした。これが「バーニッシュの炎は意思を持った炎」である伏線だったとは。

 

その他にも、ガロ編冒頭にて、新人であるガロをレスキュー隊へと推薦する際にも、クレイが「やる気はある男だ、使いたまえ(うろ覚え)」と少々人道に欠ける言い回しをしていたことも、本編で判明する「クレイにとってガロは邪魔者」という箇所とつながっていたり。 

 

 

 

今回はここまで。読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

キャラ萌え語りでもしよ。

やっぱりルチアの声好きだ。蛇崩乃音(キルラキル)の声も、ミドリ(宇宙パトロールルル子)の声も相当好きだったなあ。

ガロのリオへの救命活動によって、なぜかガロの唇が恋しくなるリオの創作とかあるんだろうか。

アイナとエリスの2人はプロメア本編後どうなるんだろ、堅い両想いで紛うことなき絆のある姉妹になるのか、それとも双方片想いと羨ましさなどを秘めつつも仲睦まじくなるのか。どちらに転んでも美味しそう。